毎日メールの師匠はフォレスト・ガンプ

 

なぜ「毎日書けるのか」と聞かれたら、理由はひとつじゃない。

 

でも、その中でも大きな存在がある。

俺には“師匠”がいる。

実在の人物ではない。

 

映画の主人公だ。

その名はフォレスト・ガンプ。

 

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1994年公開の映画『フォレスト・ガンプ』。

アカデミー賞を受賞し、主演はトム・ハンクス。

 

この映画を何十回観ただろう。

間違いなく、俺の人生で一番好きな映画だ。

 

フォレストには、ずっと想い続けている女性がいる。

名前はジェニー。

子どもの頃に出会い、大人になっても、彼の心の中心には常に彼女がいた。

 

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やがてフォレストはベトナム戦争へ行く。

 

生きて帰れる保証なんてどこにもない戦場で、

彼は毎日ジェニーに手紙を書く。

 

明日死ぬかもしれない状況で、

それでも、心はただ一人の女性に向いている。

見返りも保証もない。

ただ、想っているから書く。

 

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戦場を生き延びたフォレストは、怪我をして野戦病院へ運ばれる。

 

ある日、上官が病室に入り、

「フォレスト・ガンプはいるか!」と叫ぶ。

「イエス、サー。」

そして上官は、分厚い手紙の束を彼のベッドに投げる。

 

フォレストは胸を高鳴らせながら封筒をめくる。

ジェニーからの返事だと思った。

 

しかしそれは、彼が送った手紙がすべて戻ってきたものだった。

 

宛先に、もう彼女はいなかった。

それでもフォレストは、彼女を想うことをやめなかった。

 

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ここが、俺の中で一番大きい。

 

届くかどうかではない。

返事が来るかどうかでもない。

 

自分がどう在りたいか。

フォレストは、ただ“愛する男”として在り続けた。

 

俺が毎日メールを書けるのも、

少なからずこの映画の影響があると思う。

 

義務だからじゃない。

返事を期待しているからでもない。

 

書きたいから書く。

想っているから、言葉にする。

 

フォレストのように純粋に愛せているかはわからない。

でも、少なくとも目指してはいる。

 

それが、俺の毎日メールの師匠だ。