ずっと消えなかった灯り

 

今日は改めて、自分のためにも整理しておきたい。

 

⸻⸻⸻

 

2011年、最初に出会ったあの頃。

俺は本気で人を愛した。

 

一時の感情じゃない。

若さの勢いでもない。

ちゃんと覚悟を持って、「この人だ」と思った。

 

あの頃、きっと相手も感じていたと思う。

「この人、本当に私を愛している」と。

それは疑いようのないものだった。

 

⸻⸻⸻

 

その後、いろいろあって俺たちは離れた。

10年以上という、長い時間が流れた。

 

人生は進む。

俺も結婚し、環境も変わり、国も変わった。

日々は忙しく、現実は容赦なく続いていく。

 

でも不思議なことに、

あの時の気持ちは消えなかった。

 

毎日思い出していたわけじゃない。

四六時中考えていたわけでもない。

けれど、「完全に消えた」ことは一度もなかった。

 

それは燃え上がる炎というより、

ずっと奥で消えずに残っている、小さな灯りみたいなものだった。

 

風が吹いても、

時間が経っても、

形は変わっても、

消えなかった。

 

⸻⸻⸻

 

再び連絡を取ったとき、

俺は気づいた。

 

「ああ、俺の中では何も終わっていなかったんだ」と。

 

10年離れていても、

愛はゼロにはなっていなかった。

 

俺は誰かを恨んでいたわけでも、

忘れようとしていたわけでもない。

 

ただ人生を進みながら、

その灯りを抱えたまま歩いていただけだった。

 

⸻⸻⸻

 

人は「終わった」と思い込むことがある。

 

でも実際は、

終わったんじゃなくて、

静かに眠っていただけ、ということもある。

 

俺にとってはそうだった。

 

2011年に始まった感情は、

2025年に連絡を取るまで、

ずっと形を変えながら存在していた。

 

消えたことはなかった。

 

⸻⸻⸻

 

今は、あの頃よりもずっと落ち着いている。

 

若さの衝動じゃない。

執着でもない。

 

ただ、

「変わらずここにある」という確信だけがある。

 

俺は、自分の感情に嘘をつきたくない。

だからこうして書いている。

 

あの灯りは、

今も消えていない。

 

そしてきっと、

これからも。