旧正月とライオンダンス、そして“休みばかり”の国

 

子どもたちは中華系の学校に通っている。

だから明日は、学校でちょっとしたパーティーがあるらしい。

 

制服ではなく私服で登校。赤い民族衣装のようなものを着る子もいるけれど、

うちは買っていないので普通の私服にした。

 

下校時間も、いつもより1時間早い。

 

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来週は旧正月で、学校は1週間休みになる。

 

マレーシアの旧正月といえば、ライオンダンスだ。

獅子舞のようなものだけれど、こちらはかなりアクロバティックで、見ていると圧倒される。

 

中華系のレストランや会社、そして余裕のある人たちは、自分の家に呼んでショーをしてもらうことがある。

商売がうまくいくように、縁起を担ぐためだ。

 

マレーシアでいろいろなイベントを見てきたけれど、正直、退屈に感じるものも多かった。

けれどライオンダンスだけは別だった。

 

初めて見たときは、心底びっくりした。完成度が高く、迫力がある。

文化として長く積み重ねてきたものは、やっぱり強い。

 

日本で披露したとしても、きっと人が集まると思う。

 

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マレーシアは多民族国家だから、祝日も多い。

旧正月、イスラムのラマダンとその後の祝日、キリスト教のクリスマス、インド系の祝日、収穫祭など、挙げればきりがない。

 

祝日が重なると、子どもは休みばかりでずっと家にいることになる。

「休みばっかで、いつ学校で勉強するんだ?」と笑ってしまうことさえある。

 

日本は単一民族国家なので、祝日は基本的に日本独自のものだけだ。

クリスマスも祝日にはならない。

 

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こういうことは、旅行だけではなかなかわからない。

生活してみて初めて実感する。

 

住んでみて、驚いたことのひとつかもしれない。