7階まで、階段を走って登る

 

今朝も満月が見えた。
昨夜も雲ひとつなく、夜空に浮かぶ満月が息をのむほど美しかった。

 

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今住んでいるのは、7階建てのアパートだ。

マレーシアはイギリスの影響を受けていて、
地面の階は「グランドフロア」、その一つ上が「1階」になる。
日本だと、地面がそのまま「1階」で、その上が「2階」。

日本式で数えると、俺の家は「7階」。
もちろんエレベーターもついているけど、
朝、子どもを学校に送って帰ってくるときだけは、階段を使う。

 

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理由は単純で、健康のため。
朝はまだ涼しいし、荷物を持っているわけでもないから、
ちょうどいい運動になる。

子どもたちが学校に通い始めてから、
朝だけ階段で登る習慣がついた。
それが、去年から少し変わった。

歩いて登るだけでもきついのに、
気づいたら「走って」登るようになったのだ。
正直、自分でもちょっと馬鹿みたいだと思う。

 

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最初は7階まで一気に走り切ることができなかった。
途中で息が上がって、足も重くなって、何度か休みながら登っていた。

でも今は、7階まで走り切っても、家に着いて1分もすれば、
心臓のドキドキもすぐに落ち着くようになった。

たまに階段で人に会うと、けっこう驚かれる。
このアパートで、わざわざ走って階段を登っているのは、
たぶん俺ひとりだろうな

 

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マレーシアで一番高い山は、標高4095mのキナバル山。
22歳のときに一度だけ登ったことがあるけれど、
それ以来、なんとなくタイミングが合わなくて、登れていない。

もう若くはないけど、今ならまた登れる気がしている。
子どもたちがもう少し大きくなったら、
「一緒にキナバルに登ろうか」と、よく話している。

その日のための準備だと思えば、
7階までの階段くらいは、まだまだ余裕だ。